ハノイからホーチミンの距離は?移動時間と費用を徹底解説
こんにちは。Go!Go!ベトナムジャーニー、運営者の「アオザイ」です。いきなりですが、ベトナム旅行の計画、順調ですか? 地図を見ながら「ハノイでフォーを食べて、そのあとホーチミンでショッピング!」なんて妄想を膨らませているそこのあなた、ちょっと待った! その2つの都市、地図で見ると同じ国の中にあって近そうに見えますけど、実はとんでもなく離れているんですよ。
私自身、初めてベトナムに行ったときは「まあ、バスで数時間くらいでしょ?」なんて軽く考えていて、現地で時刻表を見て愕然とした経験があります。ハノイからホーチミンまでの距離は実際どれくらいあるのか、そして飛行機や列車、バスなどの移動手段はどう選べばいいのか。ネット上の情報は古いものも多いので、最新の肌感覚も含めて、私の失敗談を交えつつ詳しくお話ししますね。「どうやって移動するのが正解なの?」という疑問、この記事でスッキリ解決しちゃいましょう!
- ハノイとホーチミン間の正確な距離と、日本列島に置き換えたときの衝撃的な長さ
- 飛行機、鉄道、バス、それぞれの移動にかかるリアルな所要時間と費用
- 「新幹線はいつできるの?」気になる南北高速鉄道計画の現状
- 長距離移動で絶対に気をつけるべき、チケット予約や防犯のサバイバル術
ハノイからホーチミンの距離と移動方法の概要

ベトナムという国、地図で見るとアルファベットの「S」の字のような形をしていますよね。北に首都ハノイ、南に経済の中心地ホーチミン(旧サイゴン)。この2大都市、実は物理的な距離がハンパないんです。「せっかく来たから両方行きたい!」という欲張りプランは私も大好きなんですが、その距離感を甘く見ていると、移動だけで旅が終わってしまう…なんて悲劇になりかねません。
ここではまず、両都市間の距離がどれくらいなのか、そしてどんな移動手段があるのか、ざっくりとした全体像を掴んでいきましょう。「えっ、そんなにかかるの?」と驚くかもしれませんが、まずは現実を知ることから旅の準備は始まりますからね。
ハノイとホーチミンの主な移動方法
ハノイからホーチミンへの距離、これ、数字で聞くとびっくりしますよ。直線距離で約1,150km。これだけ聞くと「ふーん」って感じかもしれませんが、陸路で移動する場合、道路や線路は山を避けたり海岸線を回ったりするので、実際の走行距離は約1,600kmから1,700kmにもなるんです。
ピンとこないですよね? 日本で例えるなら、青森県から福岡県あたりまでの距離に相当します。しかも、日本のように整備された高速道路が全線繋がっているわけじゃないので、時間はもっとかかります。「ちょっと隣の町へ」という感覚で移動できる距離じゃないことはお分かりいただけたでしょうか。
主な移動手段は、大きく分けて以下の4つです。
- 飛行機:時間は金なり。短期旅行者の頼れる味方。
- 列車(南北統一鉄道):ロマン溢れるけど、お尻の痛みとの戦い。
- 長距離バス:とにかく安く!体力自慢のバックパッカー向け。
- 自動車(レンタカー・チャーター):自由度は高いけど、ベトナムの交通戦争に挑む勇気が必要。
私のアドバイスとしては、一般的な観光旅行なら迷わず「飛行機」一択です。でも、「旅の恥はかき捨て」なんて言いますし、あえて陸路で苦労するのも、後になってみれば最高の笑い話になるんですよね。ご自身の体力と予算、そしてどれだけ「ネタ」を作りたいか(笑)で選んでみてください。
飛行機の移動時間と費用の目安

「時間は限られているけど、ハノイもホーチミンも楽しみたい!」というワガママ(褒め言葉です!)な旅行者には、飛行機が最強のソリューションです。ハノイのノイバイ国際空港からホーチミンのタンソンニャット国際空港まで、直行便なら約2時間のフライト。「えっ、もう着いたの?」って拍子抜けするくらい早いです。
空港への移動やチェックインの手続きを含めても、トータルで5〜6時間見ておけば十分。朝ハノイで熱々のフォーをすすって、お昼過ぎにはホーチミンの暑い日差しの下で冷たいチェーを食べる、なんて芸当も余裕でできちゃいます。
運航している航空会社も多く、費用やサービスもピンキリです。ざっくりまとめるとこんな感じです。
| 航空会社タイプ | 片道費用の目安 | 特徴と私の一言メモ |
|---|---|---|
| フルサービス (ベトナム航空など) | 約5,000円〜15,000円 | 荷物預け入れ込みで安心。機内食のパンが意外と美味しい。 |
| LCC (ベトジェットエアなど) | 約3,000円〜8,000円 | セール時は激安!ただし座席は狭めで、遅延は日常茶飯事。 |
特にLCC(格安航空会社)のプロモーションは見逃せません。「0ドン航空券(税金・手数料別)」なんていう衝撃価格が出ることもありますからね。ただし、ベトナムのLCCあるあるとして、「遅延」は覚悟しておいてください。「30分遅れ? ああ、今日は早いね」くらいの広い心を持つことが、ベトナム旅行を楽しむコツです(笑)。
新幹線はある?鉄道の移動時間

「日本みたいに新幹線でサクッと移動できないの?」って思いますよね。私も移動のたびに「ここに新幹線があったらなぁ…」と妄想しますが、残念ながら2025年現在、ベトナムに高速鉄道はまだ走っていません。
現在あるのは、フランス植民地時代に建設された線路をベースにした「南北統一鉄道」。ハノイからサイゴン(ホーチミン)までを結ぶこの列車、レトロな雰囲気は最高なんですが、スピードは平均時速50km程度。ハノイ〜ホーチミン間を走破するには、なんと約30時間から35時間かかります。丸一日半、列車に揺られ続けるわけです。これ、もはや「移動」じゃなくて「居住」ですよね。
ちなみに、ベトナム政府もさすがに「これじゃマズい」と思っているようで、最高時速350kmを目指す南北高速鉄道の計画が進められています。
(出典:日本貿易振興機構(JETRO)『南北高速鉄道への投資方針、政治局が承認』)
これが完成すれば、ハノイ〜ホーチミン間が5時間半くらいで結ばれるとか! 実現すれば革命的ですが、開通まではまだ当分かかりそうです。なので現時点では、鉄道旅を選ぶなら「時間を贅沢に使う」という覚悟が必要です。
鉄道旅のリアルな楽しみ方
脅かすようなことばかり言いましたが、鉄道旅には独特の良さがあります。特に、ダナンからフエにかけての「ハイヴァン峠」越えの区間。窓の外に広がる青い海と緑の山々のコントラストは、息をのむ美しさです。車内販売で回ってくる怪しい(失礼!)ゆで卵やトウモロコシを買って、見知らぬ乗客と片言の英語で会話する…そんなアナログな旅も、悪くないですよ。
バスや自動車での移動時間と費用

さて、ここからは体力自慢の方向けの話です。ベトナム全土を網羅する長距離バス、通称「スリーピングバス」。これ、名前の通り座席がベッドのようにリクライニングして寝られるようになっているんですが、ハッキリ言って快適かどうかは人によります。身長180cmを超えるような大柄な男性だと、足がつっかえて「エコノミークラス症候群予備軍」みたいな体勢で寝ることになります。
ハノイ〜ホーチミン間をバスで移動する場合、所要時間は鉄道よりもさらに長く、約35時間から40時間近くかかることも。道路状況によってはもっと遅れます。でも、料金は片道2,000円〜3,500円程度と激安! 「浮いたお金で美味しいフォーを10杯食べるんだ!」というガッツのある方にはおすすめです。
バス移動のここがツライよ
まず、運転が荒いです。追い越し車線とか関係なく、対向車が来ていてもクラクションを鳴らしながら突っ込んでいくスタイル。スリル満点ですが、生きた心地がしないことも。あと、トイレ休憩のサービスエリアで降りるとき、入り口にあるカゴに入った「誰が履いたか分からない共用のゴムサンダル」に履き替えないといけないシステム。あれ、潔癖症の人には最大の試練かもしれません(笑)。
一方、レンタカーや自家用車での移動は、旅行者には全くおすすめできません。ベトナムの交通ルールは「大きい車が偉い」「前に割り込んだもん勝ち」という暗黙の了解(?)で動いています。あのカオスなバイクの波をかき分けて運転するのは、プロのドライバーでも神経をすり減らす作業。事故のリスクを考えると、おとなしく公共交通機関を使うのが賢明です。
陸路のルートと所要時間の目安

「それでも私は陸路を行く!」というチャレンジャーなあなたへ。ハノイからホーチミンへの陸路ルートは、基本的には海岸線沿いを走る「国道1号線(QL1A)」がメインになります。ベトナムの背骨のようなこの道路、ただの移動経路にしておくのはもったいないくらい、魅力的な街が点在しているんです。
もし陸路で縦断するなら、一気にホーチミンまで行くのではなく、途中で寄り道しながら南下するのが正解。例えばこんなルートはいかがでしょう?
- ハノイ出発 → ニンビン(陸のハロン湾でボート遊び)
- → フエ(古都の風情を感じながら宮廷料理を味わう)
- → ダナン・ホイアン(ビーチとランタンの街で数泊)
- → ニャチャン(泥風呂で旅の疲れを癒やす)
- → ダラット(ちょっと山道に入って高原の涼しい風に当たる)
- → ホーチミン到着!
こうやって刻んでいけば、移動の疲れも溜まりにくいですし、ベトナムの多様な文化を肌で感じられます。最近では部分的に高速道路も開通していて、例えばハノイ〜ニンビン間や、ホーチミン〜ファンティエット間などはかなりスムーズに移動できるようになりました。とはいえ、まだまだ一般道の区間も多く、工事中でボコボコの道や、水牛が横断していてストップ、なんてこともザラにあります。「Googleマップの到着予定時間はあくまで理想値」だと思って、時間にはたっぷりと余裕を持ってくださいね。
ハノイからホーチミンの距離を移動する際の注意点

ハノイのちょっとシリアスで歴史を感じる雰囲気から、ホーチミンの開放的でエネルギッシュな空気へ。この2都市間の移動は、まさに「旅」そのもの。でも、長距離移動には予期せぬトラブルがつきものです。楽しい思い出が「もう二度と行きたくない!」なんて最悪の記憶にならないよう、事前に知っておくべきサバイバル術をお伝えします。私の失敗から学んでください(笑)。
チケット予約とスケジュールのコツ
ベトナム旅行で一番焦るのが、「乗りたいバスや列車が満席!」というシチュエーションです。特にテト(旧正月)や連休の時期は、民族大移動レベルで混雑します。チケットは「現地に着いてからでいいや」なんて甘い考えは捨てて、早めの予約が鉄則です。
予約方法はいくつかありますが、私のおすすめは以下の通り。
- 12Go.asiaなどの予約サイトを使う:日本語に対応しているサイトもあり、鉄道・バス・飛行機を一括で比較できるので便利です。手数料は少しかかりますが、安心感が違います。
- 公式サイトで頑張る:鉄道(dsvn.vn)や航空会社のサイトから直接予約。一番安いですが、日本のクレジットカードが決済ではじかれるという謎のエラーが頻発します。「なんでだよ!」ってPCの前で叫んだことが何度あるか…。
- ホテルのレセプションに頼む:これが一番楽ちん。手数料は乗りますが、バス会社への連絡やピックアップ場所の確認までやってくれるので、英語やベトナム語に自信がない方はこれ一択です。
スケジュールに関しては、詰め込みすぎないことが重要です。ベトナムの交通機関は、遅れることがデフォルト。「到着したらすぐにツアーに参加!」なんて予定を組んでいると、バスが遅れて参加できず、返金もなし…なんて泣きを見ることになります。到着日は「ホテルにチェックインして、近所でご飯食べるだけ」くらいのゆとりを持たせておくのが、心の平和を保つコツです。
貴重品の管理と安全対策

長距離バスや寝台列車、疲れてついウトウトしてしまいますよね。でも、その隙を狙っている悪い輩がいるのも事実です。悲しいことですが、車内での盗難被害は後を絶ちません。私が実践している防犯対策は、もはや「誰も信じない」レベルの徹底ぶりです(笑)。
| アイテム | 私の対策術 |
|---|---|
| パスポート・財布 | 腹巻タイプのセキュリティポーチに入れて、服の下に隠す。寝る時も絶対に外さない。これ最強です。 |
| スマホ | ネックストラップをつけて首から下げる。テーブルに置きっぱなしは厳禁。 |
| バックパック | ファスナーに南京錠やダイヤルロックをかける。柱などにワイヤーロックで固定できれば完璧。 |
特に注意したいのが、スマホです。バスの休憩中にスマホを見ながら歩いていると、バイクに乗ったひったくりに「サッ」と持っていかれるリスクがあります。日本にいる感覚で無防備にスマホをいじっていると、本当に危ないですよ。常に「ここは海外だ」という意識スイッチを入れておいてくださいね。
車内の寒さ対策と休憩時の注意

「ベトナムは暑い国だから」と油断していませんか? 実は、ベトナムの長距離バスや列車の車内は、冷蔵庫並みに冷房が効いていることが多いんです。「サービス=涼しさ」という概念があるのか、設定温度18度とか普通にあります。Tシャツ短パンで乗車すると、凍えて眠るどころじゃなくなります。
なので、移動の際は必ずウルトラライトダウンや厚手のパーカーを手荷物に入れておきましょう。これ、絶対に忘れないでください! 私は一度忘れて、持っていたタオルを身体に巻き付けて震えながら一夜を過ごしたことがあります…。
そして、バスの休憩時間。これがまたトラップだらけです。「15分休憩!」と言われても、実際には10分で出発しちゃうことも。運転手さんは人数確認なんて適当(というかしないこともしばしば)なので、置いていかれたら本当に悲惨です。
- バスを降りたら、まずナンバープレートの写真を撮る。(似たようなバスがたくさん並んでいるので、自分のバスが分からなくなります)
- トイレに行く時も、貴重品バッグは必ず持って降りる。(車内に鍵がかからないこともあります)
- 休憩時間の終わり際は、バスの近くで待機する。(ドライバーと目を合わせてアピール!)
降車場所の確認と現地の交通事情

長い旅を終えて、ようやく目的地に到着! …でも、ここでもまだ気は抜けません。バスの場合、「ホーチミン行き」と言っても、ドンコイ通りなどの中心部に停まるとは限りません。郊外の巨大バスターミナル(ミエンタイやミエンドン)で降ろされることがほとんどです。そこから中心部までは、さらにタクシーで30分以上かかることも。
到着してバスを降りると、待ち構えていたタクシードライバーやバイタクのおじさんたちが「ヘイ!タクシー!」「安いよ!」と群がってきます。この勢いに圧倒されて、適当なタクシーに乗ると、メーターを使わずに法外な料金を請求されるトラブルに遭いがちです。
ここは毅然とした態度で無視して、信頼できるタクシー会社(マイリンやビナサンなど、車体に電話番号が書いてある緑や白のタクシー)の乗り場を探すか、最強のアプリ「Grab(グラブ)」を使って配車しましょう。Grabなら料金が事前に確定しているので、ボッタクられる心配がありません。言葉が通じなくても目的地まで連れて行ってくれるので、ベトナム旅行の必須アプリですよ。
ハノイからホーチミンの距離と移動まとめ
ここまで、ハノイからホーチミンへの壮大な移動についてお話ししてきました。いやー、こうして書いているだけで、あのお尻の痛さと、車窓から見た美しい夕日を思い出して、また行きたくなってきちゃいました。
最後に、大事なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- ハノイ〜ホーチミン間は約1,700km。日本列島縦断レベルの覚悟が必要。
- 時間がないなら迷わず飛行機。LCCならお財布にも優しい。
- 旅情とネタを求めるなら鉄道やバス。ただし、防寒対策と忍耐力は必須。
- 高速鉄道(新幹線)の開通はまだ夢の話。今はのんびり旅を楽しもう。
- 貴重品管理とチケット手配は入念に。「なんとかなる」精神も大事だけど、準備はしっかりと。
「ハノイからホーチミン 距離」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと普通の観光旅行では満足できない、好奇心旺盛な旅人さんだと思います。長い移動時間は大変ですが、その分、到着した時の達成感や、道中で出会う人々との触れ合いは、何にも代えがたい宝物になるはずです。
ぜひ、あなたに合った移動手段を見つけて、ベトナムという国の熱気を全身で感じてきてください。道中、フォーを食べすぎてお腹を壊さないように気をつけて(笑)。それでは、良い旅を! ヘン ガップ ライ(また会いましょう)!
