ベトナムで中国語が熱い?給与事情や語学学習のリアルを解説
こんにちは。Go!Go!ベトナムジャーニー、運営者の「アオザイ」です。最近、ベトナムと中国語の関係について気になっている人が、なんだか急激に増えているみたいなんですよね。ベトナム語と中国語は似てるのかという素朴な疑問から、漢越語の効率的な覚え方、そしてHSKのベトナムでの受験事情まで、本当にたくさんの声を耳にします。
また、実用的な面では、ベトナムでの中国語を使った求人や給与のリアルな情報も注目されていますし、旅行好きの方ならホーチミンの活気ある中華街の観光や、チョロンの歴史ある寺院での体験に興味があるかもしれませんね。現地で漢字を使った筆談が通じるのかどうか、なんていう疑問もよく聞かれます。
そこで今回は、ベトナムにおける中国語の深い歴史や労働市場での圧倒的な強さ、そして最新のトレンドまで、現地目線でたっぷりとお届けします。この記事を読めば、単なる語学の枠を超えたベトナムの新しい一面がきっと見えてくるはずですので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
- ベトナム語と中国語の歴史的なつながりと類似性
- 中国語スキルがもたらすベトナムでの給与アップの現実
- ベトナムにおけるHSK受験の熱狂的な盛り上がり
- チョロンなどの中華街で感じるディープな文化と観光の魅力
ベトナムで中国語が注目される理由

なぜ今、ベトナムでこれほどまでに中国語が熱狂的に学ばれているのか。歴史的な背景から現代のシビアなお金事情まで、ちょっと深掘りしてみたいと思います。
ベトナム語と中国語は似てる?

ベトナムの言葉って、パッと見はアルファベットみたいな文字を使っているから、中国語とは全然違うって思いがちですよね。うん、たぶん多くの人がそう思っているはずです。
でも実は、歴史をずーっと遡っていくと、めちゃくちゃ深い関係があるんですよ。
昔のベトナムは、それこそ紀元前から20世紀の初めまで、一千年以上にわたって中国の影響をがっつり受けていました。公的な文書や歴史の記録、それに詩なんかの文学活動でも、漢文が正統な書き方として使われていたんです。知識人たちにとって、漢字はまさに文明の象徴だったわけです。
…で、ですよ。10世紀に独立した後も、ベトナムの人たちは漢字をベースにしながら「チュノム」っていう独自の文字を作ったりして、民族のアイデンティティを保とうとしました。
でもこれ、漢字の偏と旁を複雑に組み合わせたもので、とにかく難しすぎたんです。一般の人にはとても普及しなくて、結局フランスの植民地時代にローマ字表記の「クオック・グー」が導入されることになりました。
1945年に独立してからは、このクオック・グーが正式な国字になって、漢字は日常から姿を消しました。
だから今の若者は漢字を読めないんですけど、言葉の響きや概念には、中国語の面影が色濃く残っているんです。だから、ベトナム語と中国語は似てる部分が実はかなり多いんですよ。
漢越語の覚え方で学習がスムーズに

ここで、日本人の私たちにとって超ラッキーな話をさせてください。
現代ベトナム語の語彙の約60%から70%は、中国語由来の言葉で構成されているんです。これを「漢越語」って呼ぶんですけど、これが日本語の音読みと驚くほど似ているんですよ。
漢越語の覚え方のコツは、ずばり漢字のイメージをそのままベトナム語の音に当てはめること。これに尽きます。
たとえば、日本語で「〜ん」で終わる漢字は、ベトナム語でも「n」や「m」で終わることが多いんです。「国家」は「クオック・ザー」、「準備」は「チュアン・ビー」みたいに、なんとなく響きが似てますよね。「参加」なんて「タム・ザー」ですよ。もう、聞いててニヤニヤしちゃいます。
この法則を知っていると、欧米の人が何年もかけて覚えるような単語を、私たちはわずか数ヶ月でマスターできちゃうんです。
「飛場」が飛行場で、「案内」が案内だって、漢字の論理でパッと理解できるのは本当にありがたいですよね。
| 漢字(日本語) | ベトナム語(漢越音) | 音韻の共通点 |
|---|---|---|
| 国家 | Quốc gia (クオック・ザー) | 「国」のk音の響き |
| 準備 | Chuẩn bị (チュアン・ビー) | 「準」のn音の響き |
| 経済 | Kinh tế (キン・テー) | 「経」のk音の響き |
ただ、ちょっと気をつけなきゃいけないこともあります。同じ漢字でも意味が変わっちゃってる「同形異義語」があるんです。
たとえば「困難」。これ、日本語だとただの「大変」って意味ですけど、ベトナム語だと「卑劣な奴」みたいな強烈な罵倒語になっちゃうんです。間違って使ったら大トラブルになりかねないので、そこは慎重にいきたいところです。
ベトナムで中国語の求人が急増中

さてさて、ここからはリアルなお金と仕事の話に突入しますよ。
最近、ベトナムで中国語の求人がものすごい勢いで増えているんです。
これには「チャイナ・プラス・ワン」っていう世界的な戦略が絡んでいます。
サプライチェーンを分散させるために、中国系の企業がどんどんベトナムに進出してきているんです。製造業はもちろん、エンジニアリング、物流、さらには法律の分野まで、中国語が話せる人材がもう引っ張りだこ状態。
2025年には新規の求人件数が13,000件を記録して、前年比で50%も増えたっていうデータもあるくらいです。
現場の中国人エンジニアや経営陣と直接コミュニケーションが取れる人材って、実はめちゃくちゃ希少なんですよね。企業からすれば、言葉の壁がなくなるだけで生産性が爆上がりするので、喉から手が出るほど欲しい人材というわけです。
ベトナムでの中国語話者の給与事情

求人が多いってことは、当然お給料にもドカンと跳ね返ってきます。
ベトナムでの中国語話者の給与事情は、控えめに言ってもかなり夢があるんですよ。
英語や日本語ができる人ももちろん重宝されますが、今は中国語のスキルが頭ひとつ抜けている印象です。
招聘プラットフォームのレポートなんかを見ると、中国語ができる人材の需要は日本語の2.4倍、韓国語の5.4倍にもなっているそうです。
給与プレミアムもすごくて、中国語ができない人と比べて10%から40%も高く設定されているんですよ。
とくに北部のバクニン省やバクザン省みたいな工業地帯だと、学歴よりも中国語スキルが重視される傾向が強いんです。
大卒でも外国語ができないと月給1,100万ドンくらいなのに、短大卒でもHSK4級を持っていれば1,500万ドンからスタートできる、なんていう逆転現象まで起きています。
入社1年目からシニアレベルの給料をもらえることもあるなんて、ちょっと羨ましくなっちゃいますよね。
HSKのベトナムでの受験状況

そんなこんなで、ベトナムの若者たちは今、こぞって中国語を勉強しています。
HSKのベトナムでの受験状況を見れば、その熱気は一目瞭然です。
なんと、2025年のデータによると、ベトナムのHSK受験者数は年間14万6,000人を超えて、長年トップだったタイや韓国を抜き去り、世界ナンバーワンになっちゃったんです。これ、本当にすごいことですよね。
ハノイ大学の孔子学院試験センター単体でも、一四半期に1万人が受験登録をするっていう、とんでもない規模になっています。
(出典:文部科学省『海外の教育事情』)
なんでこんなに人気なのかっていうと、ベトナム政府の教育政策が大きく絡んでいるんです。
HSK4級以上を持っていると、高校の卒業試験で外国語科目が免除されたり、大学入試で優遇されたりするんですよ。そりゃみんな必死に勉強しますよね。
それに、最近はスマホのアプリを使った学習が主流になっていて、AIが発音を直してくれたり、ゲーム感覚で漢字を覚えられたりして、3ヶ月ちょっとでHSK3級レベルに到達できちゃうカリキュラムもあるみたいです。
英語の勉強に比べて費用も安く済むので、コスパ最強の自己投資として選ばれているんですね。
ベトナムの中国語文化を体験しよう

言葉や仕事のシビアな話だけでなく、ベトナムの街を歩けば中国文化の息吹をあちこちで感じることができます。観光や日常の風景から、そのディープな魅力を探ってみましょう。
ホーチミンの中華街で観光を満喫

ベトナム南部の中心、ホーチミンに行ったら絶対に外せないのが中華街です。
ホーチミンの中華街で観光を満喫するのは、ベトナム旅行の醍醐味のひとつかなと思います。
ホーチミンの5区と6区を中心に広がるこのエリアは「チョロン」と呼ばれていて、なんと約40万人もの華人の人たちが暮らしているんです。
ここは単なる作られた観光地ではなくて、300年以上の歴史が息づく、ベトナムと中国の文化が混ざり合った独自の経済圏なんですよ。
朝早くから活気に溢れる「ビンタイ市場」に行けば、観光客向けのお土産よりも、実用的な雑貨や布地が山のように取引されていて、そのエネルギーに圧倒されます。
お腹が空いたら、香港式の朝飲茶を楽しめるお店や、広東風デザートの老舗なんかで、本格的な中華グルメを堪能するのも最高です。街の至るところに漢字の看板があって、広東語や福建語が飛び交う不思議な空間に、すっかり魅了されちゃうはずです。
チョロンの寺院で漢字を探す

チョロンを歩いていると、歴史を感じさせるお寺があちこちにあることに気づきます。
チョロンの寺院で漢字を探す遊び、個人的にすごくおすすめなんです。
たとえば、1760年に建てられた「天后宮」。ここは航海安全の女神様を祀っていて、屋根の上には精巧な陶器の像がたくさん飾られています。
天井から吊るされた巨大な渦巻き線香から立ち上る煙の匂いを嗅ぎながら、柱や壁に刻まれた見慣れた漢字を見つけると、なんだか遠い異国なのに不思議な安心感がありますよね。
商売繁盛の神様として三国志の英雄を祀る「義安會舘」なんかも、地元の商人たちの熱心な信仰を集めていて、見応え十分です。
お寺は地元の人たちの神聖な祈りの場なので、写真を撮る時などはマナーを守って、静かに見学してくださいね。
ベトナムで漢字を使った筆談は可能?

旅行者の方から本当によく聞かれるのが、「ベトナムで漢字を使った筆談は可能ですか?」っていう質問です。
結論から言っちゃうと、現代のベトナムの若い人たちには、残念ながら漢字の筆談はほとんど通じません。
さっきもお話ししたように、今はクオック・グーっていうアルファベット表記が完全に定着しているので、漢字は歴史的な遺跡やお寺の装飾としてしか存在していないんです。
だから、街角のカフェで若い店員さんに漢字を書いて見せても、「ん?なにこれ?」って不思議そうな顔をされちゃうのがオチです。
ただ、チョロンの年配の方とかなら、たまに通じることもあるので、コミュニケーションのきっかけとして試してみる価値はあるかもしれません。まあ、基本は翻訳アプリに頼るのが一番確実ですね。
モンカイでの国境貿易のリアル

ちょっと視点を北のほうに移してみましょう。
中国との国境にあるクアンニン省のモンカイという町では、モンカイでの国境貿易のリアルな現場を目の当たりにすることができます。
川を一本隔てた向こう側は、もう中国の広西チワン族自治区・東興市。
この地域では、ベトナム語と中国語が日常的にごちゃ混ぜになって飛び交っています。街を歩けば、看板の多くが二ヶ国語で書かれていて、貿易センターの中では中国人店主とベトナム人従業員がペアになって接客しているんです。
驚くことに、通貨もベトナムドンと人民元の両方が普通に使えたりして、経済的な「グレーゾーン」と「融合」が入り混じった、ものすごい熱気を感じます。
ランソンの検問所なんかでも、天秤棒を担いだおばちゃんから巨大なコンテナトラックまで、絶え間ない物流が中国語のタフな交渉を通じて行われているんですよ。まさに経済の最前線って感じです。
若者に人気の数字語呂合わせとは

最近のベトナムのZ世代の間で、ちょっと面白いトレンドがあるんです。
若者に人気の数字語呂合わせとは、SNSのプロフィールや車のナンバープレートで特定の数字を使って幸運を祈る文化のこと。
たとえば、検索が急増した「8386」っていう数字の並び。
これ、中国語とベトナム語の発音の音韻変化を利用した遊びで、「8」は繁栄、「3」は富、「6」は幸運を意味しているんです。組み合わせて「富と繁栄を」っていう祈りが込められているんですよ。
ほかにも、年を数秘術的に解釈して、古いものを手放して新しいエネルギーを取り入れる、なんていうスピリチュアルな考え方も流行っています。
中国の風水や干支みたいな伝統的な思想が、スマホ時代の若者たちに現代風にアレンジされて受け入れられているのって、なんだかすごく面白い現象ですよね。
ベトナムの中国語事情のまとめ

いかがでしたか。今回は、ベトナムの中国語事情のまとめとして、歴史的な深いつながりから、最新のシビアな給与事情、そしてディープな中華街の観光スポットまで、本当に色々な角度からお話ししてみました。
ベトナムって、ただフォーが美味しくてアオザイが綺麗な国っていうだけじゃなくて、知れば知るほどいろんな文化が複雑に絡み合った、めちゃくちゃ魅力的な国なんですよね。
もしこれからベトナムに行かれる方や、ビジネスで関わる予定がある方、あるいは語学の勉強を始めようと思っている方は、ぜひこの「漢字という共通の文脈」を心の片隅に置いてみてください。
きっと、現地の人たちとの心理的な距離がぐっと縮まって、思わぬチャンスや素敵な出会いに恵まれるはずです。
なお、ビザや就労に関する正確な情報は必ず公式サイトをご確認ください。そして、現地でのビジネスや契約ごとの最終的な判断は、信頼できる専門家にご相談くださいね。
ベトナムの現地情報をもっと知りたい方は、ぜひ他の記事も覗いてみてください。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。ベトナムの熱気を、少しでも感じてもらえたら嬉しいです!
