ベトナム航空の安全性を徹底検証!評価・事故歴・LCC比較まで解説
こんにちは。Go!Go!ベトナムジャーニー運営者の「アオザイ」です。
ベトナムへの旅行やビジネス出張を考えたとき、真っ先に気になるのが飛行機の安全性ですよね。特にベトナム航空は東南アジアのナショナル・フラッグ・キャリアということもあって、「本当に大丈夫なのかな」と不安に感じる方も多いんじゃないかと思います。
ベトナム航空 安全性という言葉で検索している方の多くは、過去の事故歴やインシデント、格安航空会社であるベトジェットとの違い、そして最新の格付け評価が気になっているのではないでしょうか。実際、私自身もベトナムに何度も足を運ぶ中で、航空会社選びの基準として安全性はいちばん重視しているポイントです。
この記事では、AirlineRatingsの評価やIOSA認証、過去の事故歴、定時運航率、そしてLCCとの比較まで、できるだけ客観的なデータをもとにわかりやすくまとめていきます。読み終えたころには、ベトナム航空を選ぶかどうかの判断材料がしっかり整っているはずですよ。
- ベトナム航空が世界的な安全評価機関からどう評価されているか
- 過去の墜落事故や近年のインシデントの内容と現在の対策状況
- 使用機材やANA・JALとの提携から見える信頼性の高さ
- 格安航空会社ベトジェットとの安全性・サービスの違い
ベトナム航空の安全性を客観的データで検証

まずは、感覚論ではなく第三者機関の評価データをもとに、ベトナム航空の安全性を確認していきましょう。世界的な航空評価サイトの格付けや、国際的な安全認証の取得状況を見ていくと、思っている以上にしっかりとした基準をクリアしていることがわかります。
AirlineRatingsによる7つ星評価とは

世界の航空会社を安全性の観点から評価している専門サイト「AirlineRatings.com」というサービスがあります。ここでは各航空会社に対して、国際民間航空機関(ICAO)の監査結果や、事故歴、機材の新しさ、安全関連の投資状況、IOSA認証の有無などを総合的に分析し、最高7つ星までの評価をつけています。
ベトナム航空は、この評価において最高ランクである7つ星(7/7)を獲得しています。これは単に「事故が少ない」という一面的な評価ではなく、航空行政の安全度から機材の状態まで多角的に見たうえでの結果なので、かなり説得力があるなと感じます。
7つ星評価は、世界の主要航空会社の中でもトップクラスの航空会社にしか与えられない格付けです。ベトナム航空はこの基準をクリアしているという点は、安全性を判断するうえで大きな安心材料になりますね。
世界で最も安全な航空会社ランキング入り

AirlineRatingsが毎年発表している「世界で最も安全なフルサービス航空会社トップ25」にも、ベトナム航空は継続的にランクインしています。2025年版では第22位、そして2026年版では前年から順位を3つ上げて第19位にランクインしました。
この2026年版ランキングでは、ベトナムの航空会社として唯一のランクイン。エミレーツ航空やエティハド航空、シンガポール航空、全日本空輸(ANA)といった世界をリードする航空会社と並んで名前が挙がっているのは、正直かなり意外に感じる方も多いんじゃないかなと思います。私も最初にこのデータを見たとき、「LCCとは違う土台に立っているんだな」と実感しました。
乱気流対策への最新の取り組み

2026年版の評価では、業界全体で重視されている「乱気流への対策」という項目もチェックされているのですが、ベトナム航空はここでも高い評価を得ています。
具体的には、高度な気象予測・分析システムを導入し、リアルタイムの気象データと地形特有の要因を組み合わせて分析。揺れが予想されるエリアを事前に避ける運航計画を立てているそうです。さらにパイロットへの早期アラートシステムも構築されていて、機内での負傷リスクを最小限に抑える体制が整えられています。
近年、世界的に乱気流によるケガが話題になることも増えているので、こうした事前対策がしっかりしているというのは地味に重要なポイントかなと思います。
IOSA認証とSMS導入による安全管理体制

ベトナム航空は、ベトナムの航空会社として初めて、IATA(国際航空運送協会)が実施する安全監査プログラム「IOSA(IATA Operational Safety Audit)」の認証を取得しています。2006年に初めて認証を取得して以来、現在まで一貫して高い安全基準を維持し、定期更新にも合格し続けているんですね。
IOSAは、運航マニュアルや整備工程、フライト前チェック、教育・訓練体制など、数百に及ぶ厳格な国際基準をクリアしていることを証明するもの。これに加えて2007年からは「安全管理システム(SMS)」も導入していて、ベトナム民間航空局(CAAV)からも国内の他の航空組織のモデルケースとして高く評価されています。
2023年にはIATA主催の「世界安全・運航カンファレンス」のホスト航空会社にも選出されており、世界の航空コミュニティの中でも確固たる信頼を築いていることがうかがえます。(出典:IATA公式サイト「IOSA Programme」https://www.iata.org/en/programs/safety/audit/iosa/)
過去の墜落事故と近年のインシデントの歴史

安全性を語るうえで、過去の事故歴を避けて通ることはできません。ベトナム航空は1990年代以前に墜落事故を起こしていますが、過去25年以上にわたり、乗客の死亡を伴う重大な墜落事故は発生していません。
| 発生年 | 事故名 | 概要 |
|---|---|---|
| 1997年 | 815便墜落事故 | プノンペン国際空港への着陸直前、悪天候の中で着陸復行の提案を機長が無視し墜落。乗客乗員66人中65人が死亡した、カンボジア史上最悪の航空事故 |
| 1988年 | 831便墜落事故 | ハノイ発バンコク行きの機体がタイ国内の田地に墜落 |
| 2021年 | ノイバイ空港地上接触 | 滑走路移動中に2機が接触。怪我人なしだが操縦士4人を一時的に業務から排除し調査を実施 |
| 2026年 | ミュンヘン空港インシデント | 離陸時にテールストライクとタイヤ空気圧警告が発生し緊急着陸。主脚とタイヤに損傷が確認されたが、乗客乗員全員が無事に避難 |
1997年の815便事故は非常に痛ましいものでしたが、これはパイロットが着陸復行の提案を無視したというヒューマンエラーが原因と断定されています。この事故以降、ベトナム航空は安全対策とパイロット訓練、機材の近代化を徹底してきた経緯があり、その結果として重大な死亡事故ゼロを維持しているという点は評価していいポイントだと思います。
ただし、2026年のミュンヘン空港でのインシデントのように、機材トラブルや地上での接触事故が近年でもゼロというわけではありません。幸いにも大きな人身被害には至っていませんが、こうした事象があったことも正直に把握しておくことが、フェアな判断につながるかなと思います。
過去に事故歴があるという事実は消えるものではありません。ただし、事故発生時の状況や、その後の改善対応まで含めて評価することが大切です。最終的な判断はご自身の価値観や、必要であれば航空業界の専門家の見解も参考にしていただくことをおすすめします。
ベトナム航空の安全性を他社と比較して解説

ここからは、機材の状況や提携関係、そしてライバルであるLCCとの比較など、より実用的な視点でベトナム航空の安全性を見ていきます。実際に飛行機を選ぶときに気になる部分だと思うので、じっくり見ていきましょう。
最新鋭機材の導入と機体の若さ

ベトナム航空の安全性を支えている大きな要因のひとつが、積極的な新鋭機材の導入です。現在、約96機の航空機を運用していますが、その中心となっているのが最新型のワイドボディ機です。
東南アジアの航空会社として初めてボーイング787型機の運航を開始し、現在は787-9を11機運用。主に日本発着の長距離路線や欧州路線の主力機として活躍しています。加えて、エアバスA350-900 XWBという最新鋭の大型機も導入されていて、優れた燃費性能と静粛性、快適な湿度・気圧管理により長時間フライトでも疲労が軽減されやすい設計になっています。
日本路線(成田・羽田・名古屋・大阪・福岡発着)では、主にこうした大型・中型の最新鋭機が投入されているので、機体の経年劣化によるトラブルのリスクが比較的低いというのは安心材料の一つですね。
ANA・JALとの提携が示す信頼性

ベトナム航空の信頼性を裏付けるもう一つの要素が、日本の航空会社との深い提携関係です。ANAを傘下に持つANAホールディングスは、ベトナム航空に約10%の出資を行っており、業務・資本提携の関係にあります。
興味深いのは、ベトナム航空が「スカイチーム」に、ANAが「スターアライアンス」に所属しているという、異なる航空アライアンス間での異例の提携になっている点です。さらにJAL・ANA両社ともコードシェア(共同運航)を実施しています。
日本の航空会社は、提携先の安全性基準を極めて厳格に審査することで知られています。JALやANAが自社便名を付与してコードシェア便として乗客を乗せる契約を結んでいること自体が、ベトナム航空の安全性が日系大手と同等水準にあると評価されている証拠と言えそうです。
定時運航率と遅延の実態

安全性とは少し違いますが、運航品質を測る指標として定時運航率も気になるポイントです。航空データ分析会社Ciriumの調査によると、ベトナム航空の定時運航率は76.7%で、アジア太平洋地域の航空会社の中で第6位にランクインしています(同ランキングの1位はJAL、2位はANA)。
とはいえ、約23%の便で遅延が発生しているのも事実です。その多くは、ベトナムの雨季(5月〜12月頃)に発生する突発的なスコールや台風などの悪天候によるもの。この時期にベトナム経由の乗り継ぎ便を利用する場合は、乗り継ぎ時間に余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
ベトジェットなどLCCとの安全性比較

ベトナムへの旅行を検討する際、格安航空会社「ベトジェットエア」とベトナム航空のどちらにするか迷う方も多いと思います。両社の違いを表にまとめてみました。
| 比較項目 | ベトナム航空 | ベトジェットエア |
|---|---|---|
| 航空会社タイプ | フルサービスキャリア(FSC/フラッグキャリア) | 格安航空会社(LCC) |
| 安全性評価 | 7/7(最高評価)、世界で最も安全な航空会社19位(2026年) | 7/7(最高評価)、世界で最も安全なLCCトップ10(2025年8位) |
| 重大事故歴 | 1997年以降、重大な人身死亡事故はなし | 創業以来、重大な人身死亡事故はなし |
| 定時運航率 | 76.7%(アジア6位) | 約85%(口コミでは遅延報告も多め) |
| 機内食・受託手荷物 | 運賃にすべてコミコミ | すべて有料オプション |
| 座席モニター | あり(日本語対応) | なし |
| アライアンス | スカイチーム加盟 | 非加盟 |
安全性評価そのものはどちらも高いスコアを獲得していますが、機内サービスや定時運航率の口コミ、アライアンス面での使いやすさを考えると、フルサービスキャリアであるベトナム航空の方が全体的な安心感は上と言えそうです。もちろん、コストを最優先したいという方にはベトジェットの選択肢も十分ありだと思います。
口コミからわかるベトナム航空の評判

実際に利用した方々の声を見ていくと、安全性に関しては「ベトジェットやバンブーエアウェイズなどのLCCに比べたら、ベトナム航空の安心感は別格」「ANAやJALに乗っているのと変わらない感覚で利用できる」という声が目立ちます。
サービス面では、機内食のクオリティが非常に高く評価されていて、「ベトナム料理は日本人の口に合いやすく、お世辞抜きで美味しい」「フランス仕込みのパンの扱いがしっかりしている」といった好意的なレビューが多いです。ベトナムの民族衣装アオザイをまとった客室乗務員のおもてなしも人気の一つですね。
トラブル時の対応についても、「ハノイでの乗り継ぎ時に自分の勘違いで乗り遅れてしまったが、スタッフが無料で翌日の同便を手配してくれた」といった、フルサービスキャリアならではの手厚いサポートに感謝する口コミも見られます。こうした細やかな対応も、安心して利用できる理由の一つになっているのかなと感じます。
まとめ|ベトナム航空の安全性は世界トップクラス

ここまで見てきたように、AirlineRatingsによる7つ星評価や世界で最も安全な航空会社ランキング入り、IOSA認証の継続維持、最新鋭機材の導入、そしてANA・JALとの提携関係など、複数の客観的なデータからベトナム航空 安全性は世界トップクラスであると言えそうです。
過去に重大な墜落事故があったことは事実ですが、1997年以降は乗客の死亡を伴う重大事故ゼロを維持しており、その後の安全対策・訓練体制・機材更新への取り組みは着実に積み重ねられてきました。近年のインシデントについても、大きな人身被害には至らず、迅速な対応がとられている点は評価できるポイントです。
ベトナム航空は、格安のLCCよりも安全性や運航の信頼性を優先したい方、機内食や座席モニターなどのサービスを含めて快適に移動したい方、ANA・JALのマイルを活用したい方、そしてベトナムを経由してヨーロッパや東南アジア他国へ乗り継ぎたい方に向いている航空会社だと思います。
もちろん、航空会社の安全性に関する情報は常に更新されていくものなので、最新の評価や運航状況については公式サイトや専門機関の発表を必ずご確認いただくことをおすすめします。フライトの予約や航空会社選びで迷った際は、航空業界の専門家や旅行会社に相談してみるのも一つの方法かなと思います。
